肛門内科|あおば内科胃腸科・内視鏡クリニック|岩沼市恵み野の内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科・呼吸器内科

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肛門内科

肛門内科|あおば内科胃腸科・内視鏡クリニック|岩沼市恵み野の内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科・呼吸器内科

肛門内科について

肛門内科について

肛門内科では外科的治療(切ったり縫合したり)は一切行いません。
当院では切除や縫合は一切行わず、肛門内科診療として「切らない治療」を最優先にしています。薬や保存療法で肛門疾患や痔の症状を緩和、治療できるかを重視しています。まずは最初の肛門診療の診察窓口として対応します。外科的診療が必要な場合は、信頼のできる専門医療機関にご紹介させていただきます。安心して痔や肛門のお悩みをご相談ください。

肛門内科と肛門外科の違い

肛門外科は肛門内科とは違い、手術で痔の完治を目指します。手術を行うと、痛みを伴ったり、術後2〜3週間、過度な肉体的労働や運動、飲酒を避けたりする必要があります。
しかし、肛門内科で対応できる範囲の痔であれば手術をしないため、術後の痛みや休息期間の心配をする必要がありません。まずは肛門内科に受診し、必要があれば外科的処置を検討しましょう。当院では、消化器内科の専門医が肛門の治療を行います。

肛門内科の対象とする症状

  • 肛門にかゆみ、痛みを感じる
  • 肛門が腫れている、膨らんでいる
  • お尻から血が出ていることがある
  • 便に血がついていた
  • 痔に悩んでいる
  • 痔の影響で生活に支障が出ている
  • 痔の影響で便秘になっている
  • 排便時に痛みが走ることがある

上記の症状に該当する方は、肛門内科の対象となります。忙しくて病院に行けていなかったという方や、外科的手術が怖くて治療を受けていなかった方は、当院の肛門内科を受診してください。

大腸カメラで検査可能

痔が発症すると、傷口から血が出て便に付着することがあります。したがって、血便があった場合も痔をお持ちの方は、大腸の疾患が原因ではなく、痔による症状である可能性が高いです。
しかし、「この血便は痔が原因だ」と決めつけていると、じつは、「大腸の疾患」が原因だったということもあります。大腸の疾患には、大腸がんをはじめとして命を危険にさらすことやQOL(人生の質)を低下させかねない疾患が多く存在します。
それらは、大腸カメラ検査を行うことで早期発見・早期治療することができます。「この血便は痔だ」と決めつけず、血便があった際は、一度、大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。

当院の肛門内科の特徴

手術をしない痔の治療

痔や肛門周りの治療には痛みを伴うと心配される患者様が多くいらっしゃいます。
当院では切除や縫合は一切行わず、肛門内科診療として”切らない治療”を最優先にしています。薬や保存療法で肛門疾患や痔の症状を緩和、治療できるかを重視しています。まずは最初の肛門診療の診察窓口として対応します。ご安心して痔や肛門のお悩みをご相談ください。

プライバシーに配慮しています

検査室には医師と看護師以外の人間は立ち入れないようになっています。また、待合室でも肛門内科を受診していると周囲の方に認知されないよう最大限配慮しております。来院から会計終了まで、周りの患者様に肛門診察で来院されていることが知られることはございません。
診察中もお尻にタオルをかける(シムス体位)など、羞恥心に配慮した診察を心がけています。スタッフも医師以外はすべて女性なので、異性に見られるという心配もなく診察を受けていただけます。ご安心ください。

大腸カメラも対応可能

大腸や消化器の疾患が肛門に現れる場合があります。したがって、痔の原因が何かを判断するためにも大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
当院では消化器内視鏡専門医が診察から施術まで一貫して行います。ご希望に応じて鎮静剤を使用し、痛みも少なく安心して検査を受けていただくことも可能です。血便の原因が大腸ポリープだった場合には、その場で治療することも可能です。大腸カメラ検査をご検討されている方はご相談ください。

痔の患者数

痔の患者数〜日本人の3人に1人は「痔主」

「3人寄れば、痔主が1人」といわれるように、痔は日本人にとって非常に身近な病気の一つです。痔は日本だけでなく世界的にポピュラーな病気です。ドイツの解剖学の資料によると70%(3人に2人)が痔を患っているというデータがあります。つまり、痔で悩んでいる人は、皆さんが思っている以上に多いのです。痔は身近な病気です。気になる症状がある方は是非ご相談ください。

痔は早期治療が大切

痔は発症率が高いのに、恥ずかしさや手術の恐怖が受診を遅らせているケースが多くあります。その結果痔が悪化し、日常的に出血や痛みを伴うことになってしまいます。
最悪の場合、大量出血で貧血が誘発される場合もあります。そのため、痛みの少ない軽度のうちに早期治療することが大切です。

痔の種類と治療

痔にはいくつかのタイプが存在します。代表的なものは、痔核、裂肛、痔ろうの3種類があります。肛門の三大疾患と呼ばれています。

裂肛(切れ痔)

裂肛(切れ痔)

切れ痔は、肛門付近の皮膚が切れたり裂けたりしてしまっている状態を指します。便秘で硬くなった便を押し出す際などの刺激によって肛門の皮膚が避けてしまう疾患です。
切れ痔は男性よりも便通トラブルが多い女性に多く、過度なダイエット等による便秘が原因になっていると考えられます。切れ痔が慢性化すると排便後の痛みが苦痛で排便を我慢するようになり悪化してしまうケースがあります。悪循環にはまる前に早めの治療を心がけましょう。

痔核(いぼ痔)

痔核は、3つの中で最も多くの割合を占めています。女性、男性ともに多くの方が悩んでいる痔です。直腸のしたや肛門を閉じる役割のクッション部分が腫れている状態で、肛門の内側(内痔核)と外側(外痔核)にできる2つタイプがあります。

内痔核

内痔核

肛門の直腸側の粘膜に痔核ができるのが内痔核です。いぼ痔を患っている8割の方が内痔核です。痔全体で見ても患者数が最も多い疾患です。粘膜上には知覚神経がありませんので、痛みはまずあらわれず、便通の際の出血や、少し進行してから痔核が肛門から脱出することで気づくことが多くなっています。原因として、妊娠や出産なども原因の一つとされており、デスクワークなどで腹部に圧力をかけることで悪化していきます。長時間座りっぱなしの生活が慢性化している方は注意が必要です。
痔核の脱出は、軽症のうちなら自然に元に戻りますが、次第に指で押さないと元に戻らなくなり、やがて脱出して押しても戻らなくなります。
内痔核は軽症のうちなら簡単な治療で完治可能です。ちょっとした肛門周辺の異常に気づいたら、お早めに当院を受診してください。手術が必要な場合には連携病院に紹介します。

内痔核の進行度
Ⅰ度

痛みは無く、排便時などに出血することがある

Ⅱ度

排便時に痔核が脱出するが、自然に元へ戻る

Ⅲ度

排便時に痔核が脱出すると、指で押し込まないと元に戻らない

Ⅳ度

脱出した痔核を指で押しても戻らず、出たままになる

外痔核

外痔核

歯状線の皮膚側に痔核ができたものが外痔核です。内痔核と異なり肛門の皮膚部分には知覚神経があり、強い痛みを伴うことが多く、出血はほとんどありません。ただし、同じ外痔核でも血豆のような状態の血栓性外痔核の場合、激しい痛みとともに出血することがあります。
外痔核の場合は、排便時に悪化することを防ぐことを目的に、便を柔らかくする内服薬を処方し、また炎症を抑えるステロイド薬、痛みを抑える鎮痛薬、麻酔薬などの坐剤を患部の状態に合わせて処方します。

痔ろう(あな痔)

痔ろう(あな痔)

痔ろうは、直腸と肛門の間にある歯状線にあるくぼみから肛門腺に便が入り込むことで起こる疾患です。肛門腺に便が入り込むことで細菌に感染してしまい炎症を起こしてしまいます。症状が進むと膿が溜まり破裂します。
それが繰り返されることで1本のトンネル状になることが特徴です。下痢気味な男性に多いと言われています。10年以上放置するとごくまれにがんを発症するケースもあります。なるべく早く治療を受けましょう。

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